東月隈の庭 2009.4-

Concept;シンプルで明るい洋の庭。

Y邸は白いモダンな住宅です。
建築士が設計したクオリティの高い住宅です。

ここの外構庭園の設計にあたって、特徴的だったのは、道路側にコンクリート打ち放しの外壁が建築士によってつくられていて、そこに道路に対して向けられた植込みスペースがあったこと。
そして、広いプライベートな庭には、周辺からの視線を遮る高さ2mのウッドフェンスがすでに用意されていたことです。

後はそこに何の木を植えるか、どんな庭にすればよいのかという状況でした。
庭づくりとしては準備が整った恵まれた状況でしたが、これだけ条件が良いと逆に下手ができないという難しさもありました。

道路側の植込みは『通りの庭』として、白い建物に映える緑の濃い樹木を中心に構成しました。
「スカイロケット」という細長い樹形の針葉樹を縦方向のアクセントに3本。
植込みの地面の近くは「フィリフィラオーレア」という葉の色が黄色い針葉樹の低木。
敷地の中には大きめの「シマトネリコの株立ち」。1本だけ落葉樹のハナミズキ(白花)を植えました。

常緑樹中心のこうした植込みは、あまり手がかからず年中同じ緑の景色を保ってくれます。
とくに道路側だと落葉樹は落ち葉の掃除などが大変です。こちらのオーナーもやはりお忙しいお仕事なので、道路側はすっきりと手堅くまとめました。

プライベートな庭は、ドッグランも兼ねて、『芝生の庭』となりました。
ウッドフェンスに沿って、樹木の植込みがありますが、植込みと芝生の境界は、御影のピンコロ石で緩やかなカーブで区切られています。これはデザイン要素であり、芝生が植込みに入っていかないようにです。

芝生の庭は緑がいっぱいで良いですが、やはり芝刈りの管理は大変です。ここでは芝生の管理はオーナーのご主人がとても上手にされています。ここでは芝生に管理が必要なので、植込みの中には余計な雑草が生えないように、防草シートを敷いてその上にウッドチップを敷き込んでいます。普通は植え込みの中が植物のスペースで、人が歩くところは砂利などで草が生えないようにしますが、ここでは逆なのです。

ところで、この『芝生の庭』にはシンボルツリーとして、高さ4mのハナミズキ(赤花)を植えました。ハナミズキは洋風の白い家のイメージにぴったりとお薦めして、オーナー奥さんもピンクの花を楽しみにされてました。ところがここは、南、北、西に開けたとても日当りのよい場所で、懸命な水やりにもかかわらず最初の木は枯れて、植え替えた二代目の木もやはりだめでした。
この日当りに恵まれ過ぎた場所に、どんなシンボルツリーが保つのか、目下検討中です。

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