下山門の庭 2007.5-

Concept;家の伝統を後世に伝える庭。

福岡市西区でご先祖代々の地所を受け継いでおられるオーナーの庭。
プライバシー保護のため部分のみの紹介とします。

ここでの仕事は既存樹木の調査とリストつくりから始まりました。古い屋敷(これは建て替えられました)と古い庭と外周の樹木。高木だけで200本位はあったと思います。これらをリストアップして、どれを処分して、どれをどこへ植え替えるか決めました。

また、既存の石。自然の景石御影の古板石(これは福岡の路面電車が廃止されたときに軌道敷きのものを譲り受けたもの)、古い屋敷や再生できない倉を解体した時にでてきた基礎に使われていた大谷石の切り石古い灯籠や手水鉢などもどこにどのように使うか決めました。調査から庭作りまで足掛け2年かかりました。

入り口の植込みは、大谷石を使って石積みをつくりました。

主庭である中庭は、移植した大きく古いモミジの木のある『和の庭』と、芝生の広場と明るい雑木で構成した『洋の庭』が、御影石の1本のラインで区切られる構成となっています。

住居の裏側は『倉のある庭』となっていて、古い板石の延べ段(通路)大谷石を敷いたテラスがあります。

樹木も石材も「既存のものを如何に有効に美しく使いきるか」ということが、ここでは必然的なテーマとなりました。オーナーにおかれても、ご自分の代でこのような事業を行うのは大変なことのように見受けられました。庭もこのようにして、古いものを生かして、これからまた後の代に受け継がれてゆくものになったので、私の苦労の甲斐もあったと思っています。
◉こちらにもう少し詳しく紹介しています。

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