そうめんCAFE 一高本舗 2008.3-

Concept;シンプルでエッジの効いたデザイン。

一高本舗(いちこうほんぽ)
〒859-1504 長崎県南島原市深江町丁4615-2 TEL 0957-72-7119 E-mail:info@ichi-ko.jp
営業時間 11:00~19:00 火曜日定休

◉一高本舗

一高本舗は島原手延べめん販売と手延べめんカフェ、手延べの文化を今に伝える情報発信店舗です。
ショップ+カフェ+ギャラリー(展示)という構成です。
建物は1991年雲仙普賢岳災害時の仮設住宅を改装したものです。
全体の基本構想は私とarchitect toyboxの平田大和さんとでやって、詳細設計と現場は、内装は平田さんで、外構は私が担当しました。
◉architect toybox 平田建築設計事務所

もとは仮設住居といっても我々が現地を見た時に、建物は外壁が杉板で被われていてつや消しの黒に塗られていました。そこで、外部は黒を基調として庭の緑が映えるようにして、内部は予想に反して白くモダンな空間にすることにしました。

ここでは外構を中心に写真を載せていますが、内部もとても充実しています。
◉詳しくはこちらもご覧下さい。庭園/ランドスケープデザイン日記

外構について。敷地は最初はアスファルト舗装でしたので、それを多角形に切り取ることにしました。そしてそのエッジに亜鉛メッキの鉄の縁を付けました。カーブや自然風にすることもできましたがあえてシャープな『エッジの効いたデザイン』を指向しました

エッジは直線ですが不定形な多角形ですので、ただの四角とは異なり「どこか自然な感じ」がすると思います。また、建物の出窓のガラスは下向きにやや斜めに傾斜しており、普段とは違う不思議な反射をしていますこうした「斜め」の表現と庭の「エッジ」はデザインとして連続しています

シンボルツリーは潮風にも強い常緑樹の「シマトネリコの株立ち」。その他の高木は落葉樹で、ヤマボウシ、モミジなどです。グランドカバーには明るい斑入りの笹である「カムロ笹」を植栽しました。

店舗への入口の前に広めのポーチを設けて入口を視覚的に目立たせています。ここにはキャノピー(簡易屋根)とベンチも設けて「ベランダ」のようにしつらえています。ここに腰掛けてのんびり海からの風に吹かれているととても快適です。

エントランスポーチの脇には、現場にあった古い「鉄釜」をフラワーポットに見立てた庭の点景をつくりました。古いものがひとつでもあると環境がどこか落ち着いて見えるためです

建物の近く1mくらいのところにはあえて植栽をせず白い玉石を敷きつめました。これは外壁の黒との対比を狙ったものであり、建物の際まで植栽すると管理がしにくいし「うっそうとした感じ」になってしまうのを避けるためです。

自然の豊かさは充分に享受できるけれども、あくまでもすっきりとしたモダンな庭
もともと自然は豊かな土地柄ですので、逆に抑えめの都市的な緑の扱いとしました。現実的にはこの方が将来的にも維持がしやすく姿が変わらないという判断もあります。

f0163758_19535697.jpg計画前
f0163758_19542941.jpg竣工↓
f0163758_19431576.jpgf0163758_19495665.jpgf0163758_2131031.jpgf0163758_2121257.jpgf0163758_21252122.jpgf0163758_2027226.jpgf0163758_20464093.jpgf0163758_2046547.jpgf0163758_2140495.jpgf0163758_152246100.jpgf0163758_1523370.jpgf0163758_20471831.jpgf0163758_21401969.jpg
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