おおた歯科医院 外構庭園 2005.11-

Concept;海の景観と調和し、時にきびしい自然条件に耐える外構。

日本の三大松原のひとつ『虹の松原』の西の端にこの医院はあります。
風光明媚なところで浜まで歩いて30秒という海に親しむオーナーのための好立地です。

外構庭園を設計するにあたり、当然潮風の影響をまず考慮しました。通常「耐潮性のある樹木」というとある程度の樹種があります。例えば「大島桜」は伊豆大島原産の桜で海辺の環境には強いとされています。

そこでシンボルツリーを「大島桜」にして、外周の目隠しのための木を松原の松と同じ「クロマツ」としました。ところが、海辺は海辺でもここは海への最前線。常に海からの風が吹いています。大島桜は残念ながら一度も開花することなく枯れました。現在は「マテバシイ」という常緑樹に植え替えました。風あたりが強いので健康とは言いがたいですがなんとか葉を残して生きています。

結局、海岸最前線で環境に適応しているのはクロマツのみ。毎日の環境というものの厳しさを感じさせます。そして環境に耐えた風景は美しくもあります。建物の後ろで風が防げているところは多の樹種も生育しているようです。

私は比較的に海に近い場所の庭づくりを行う機会がありましたが、海から30m、100m、数百mでは環境が全く違うことが実感されました。海から100m未満の場所では、防風のための構造物(フェンスや壁)をつくってから植栽するのが無難なようです

また、ここでは駐車場を芝生にしましたが、これは砂に埋もれつつも、おそらく定期的な掃除の成果で無事に保たれてきました。風のきつい時もありますが、それも含めて海辺の魅力ですので、これからはもっと確実な植栽計画ができるようにならねばと思っています。

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