西海市大島町 花の町づくり/公園改修等 2002.3-

Concept;場所本来の魅力をアピールするための公園改修。

西海市大島町は、長崎市と佐世保市の間にある西海市の西にある島です。
1999年に大島大橋が開通して陸つづきとなりました。
◉西海市大島町地図 ◉西海市大島町観光情報

観光としてこれだというものがはっきりしないのが当時の大島町の課題でした。
大橋開通にともなって、町の魅力を発見してアピールしたいということで、福岡のデザインコンサルタントであるブレーンダムさんに「町の魅力アップ」のための提案を託した経緯がありました。
◉株式会社ブレーンダム

私はランドスケープデザイナーとしてその提案の手伝いをしました。
当時特に目立った観光名所がなかったとしても、大島を何度も訪れた私たちにとって、大島は豊かな自然のある美しい心安まる場所であり続けました。
それは安易な営利主義の観光化がされていなかったからだと思います。それゆえに私たちは大島の豊かな自然を、それが本来あるべき姿に近いかたちでアピールできるような提案を探りました。

島の各エリア全般にわたってトータルな様々な提案を行いました。ここでは最終的に工事が行われた計画のみを紹介します。

A)大島大橋公園改修計画
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大島大橋公園は大島大橋を渡ったところにあって、観光案内所やレストハウスがあります。
◉大島大橋

ここを訪れると私たちは公園を通りぬけて海辺の磯に下りて行きます。外部から来た者にとって普通の公園にさほど魅力は感じません。それよりもだれもあまり立ち入らないような自然そのものの磯に興味を覚えます。そこで、この(秘密の)磯へ到るルートを公園に付け加えました。ルートの中央の草地にはワイルドフラワーの種を播きました。

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この公園でのもう一つの提案は、公園の脇にある雑木林の改修です。緑濃いうっそうとした雑木林を間伐して、道をつくり、梅を植えて早春の『梅の名所』としようという計画です。山の中に枕木でできた道と階段がつくられました。間伐のため見通しがよくなって山から海や橋を眺めることができるようになりました。

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B)百合が岳公園改修計画
f0163758_11453037.jpgもうひとつの公園は、大島の中央の山にある百合が岳公園。ここは公園の名前のようにユリが自生する場所のはずですが、私たちが自生のオニユリやカノコユリを見る機会はほとんどありませんでした。

そこで芝生広場の1/4ほどの場所に『百合園』をつくる提案をしました。緩くくだる野にのびやかにカーブする細い園路をつくって、ユリが自生したように見える場所をつくって球根を2400球植えました。園路のところどころには木製のベンチを置いて、座ってゆっくりできる場所もできています。

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写真は左からオニユリ、カノコユリ(赤)、カノコユリ(白)です。
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