Concept;瀟酒な住居の周りを樹々がふんわりと取り囲む構成。

WAPI ハウスとは、[わ]たしの[ぴ]ったりな家、といういう意味で名付けられた家です。
コンパクトでとてもよく考えられた素敵なモデルハウスです。
◉詳しくはこちらをご覧下さい。(相良友也建築工房HP)

ここの外構を設計するにあたって考えたことは、
1)駐車場にも植栽スペースを確保しよう。
2)アプローチはスロープにして、奥に自転車が止められるようにしよう。
3)庭の樹木はあえて「単幹(たんかん)」すなわち1本立ちとして、繊細な感じの木立ちにしよう。
ということでした。

f0163758_16171386.jpgf0163758_164004.jpgf0163758_16401685.jpgf0163758_16403444.jpgf0163758_16405631.jpg
[PR]
Concept;シンプル&ナチュラル&モダンな樹家の家。

f0163758_16472023.jpg
f0163758_21574111.jpg[設計コンセプト]
01. 中2階にロフトと納戸のある平屋建て。
02. 高断熱、高耐久性住宅。
→住宅金融公庫の優良住宅。(耐久性・可変性に関する基準)
03. 自然素材(木材)とアルミ、コンクリートの質感を生かす。
04. 居間はカフェのような空間にする。
05. 個室は引戸でリビングと一体になる。
06. オープンな外庭とプライベートな内庭。坪庭。
07. ローコスト。
→1575万円(外構庭園含む、税込み)

f0163758_16421580.jpg[データ]
光の森の家
所在地 :熊本県合志市幾久富1758
設計  :樹家設計/川島雅人
施工  :高木ハウジング
設計期間:2009年5月〜9月
施工期間:2009年11月〜2010年3月

敷地面積:204.5m2(61.9坪)
延床面積:91.7m2(27.7坪)
建設費 :1575万円(外構庭園含む、税込み)
坪単価 :56.8万円(外構庭園含む、税込み)


私の妹夫婦とその子供たちの家です。土地探しから相談に乗りました。場所は「光の森」と呼ばれる熊本の人気の郊外。土地については、南面接道で角地、敷地の高低差があまりないことが決め手となりました。

住居の設計については、予算が1575万円住宅金融公庫の優良住宅に準拠すること。小さくてよいから家族が仲良く暮らせる家であること。などが主な要望でした。

最初は2階建てでプランをまとめましたが、予算に収まらず、収納を中2階の屋根裏の納戸にすることで平屋建てと変更して、施工会社の協力もあり予算内で着工できました。

屋根が南側に下る方向にしたのは、将来的にソーラーパネルを設置するであろうから。現在は太陽熱温水器が付いており、年中お風呂でガスでお湯を沸かすことはあまりありません。

間取りは、コンセプト図のように、敷地に大きな「モミジの葉」を差し掛けたように、リビングダイニングを中心にして部屋が取り囲んでいます子供室は幅1間(1700mm)の引き戸で開閉できます。閉じれば個室ですが、開けばリビングと一体になります

中央のリビングダイニングの天井の高さは2.8m〜3.5mの傾斜天井になっていて解放感があります。床は日田産の無垢の杉板で厚さは30mmです。木目が生きる無害のワックス仕上げで足の感触が柔らかいです。

壁は汚れの掃除のし易さからビニールクロス。各部屋にグレーの壁が1面だけありますが、これは合板下地でピンが刺せるクリップウォールとなっています。

リビングに接した和室の壁は土佐の和紙張り。和室には坪庭があります。通風はリビングと和室を通る東西方向と、子供室とリビングを通る南北方向と様々にあります。

外壁は軽量モルタル通気工法で壁の中の湿度を下げるようにしています。また、ガラスネットの入った下地ラスボードにモルタル直仕上げなので、外壁に伸縮目地が出ずすっきり見えますし、ひび割れなどの心配もありません。

シンプルで、ナチュラルで、高断熱、高耐久性住宅。しかも外構庭園製作家具(ダイニングテーブル、ソファテーブル、AVラック、作り付けテーブルなど)込みで1575万円のコストパフォーマンス
◉外構庭園についてはこちらをご覧下さい。

その他、TOTOのシステムキッチン(食洗機付き)、ユニットバス、太陽熱温水器、エコジョーズガス湯沸し器、すべてペアガラスのサッシです。
他にも小さなこだわりや工夫はあります。質問などありましたらメールでお問い合わせ下さい。
◉樹家設計へメール

ローコストであるのも「住み易さ」の重要な要素だと思います。
2000万円以上出して住み易いのは当然のことだと思います。これを400万円下回るのは大変なことでした。業者の高木ハウジングさんのご尽力に感謝致します。
◉高木ハウジングHP

f0163758_16514538.jpgf0163758_1719862.jpgf0163758_171930100.jpgf0163758_172798.jpgf0163758_17363432.jpgf0163758_17474099.jpgf0163758_1748224.jpgf0163758_17481386.jpgf0163758_17511697.jpgf0163758_17512867.jpg
[PR]
Concept;町の小公園のような『外庭』とプライバシーの高い『内庭』。

光の森の家はロフトのある平屋建てです。
周辺はすべて二階家ですから、角地にあるこの平屋は独特の佇まいです。

平屋の上の空は広い……
ここはこの家が建つまでにしばらくの間空き地でした。
秋になると赤トンボがこの空き地に集まって来ていました。
家が建っても赤トンボは来るでしょうか。来てほしいものです。

玄関までのアプローチと駐車場は町にオープンとなっています。
アプローチの脇にはコンクリートでつくったベンチがあります。

そして、シンボルツリーの『アカシデの株立ち』と芝生のスペースがあります。
芝生のスペースは来客用の駐車場です。車がとまっていないときは芝生の広場となります。
ここは町に開かれた『外庭』となっています。

杉板塀に囲われたスペースはプライベートな『内庭』です。
アプローチ側のドアから直接出入りができて、土間の上には屋根が掛かっています。
自転車などをとめることができます。

『内庭』の中程には、リビングから見える植込みがあります。
モミジ、ハナミズキ、ジューンベリーが植えられています。
足下は赤レンガで縁取りされた花壇になっていて自由に植え足すことができます。

さらに奥には半円形の、これも赤レンガで縁取りされた菜園があります。
このあたりの土間は物干し場となります。
敷地の北側の境界はお隣さんの生け垣をありがたく利用させてもらっています。

杉板塀のおかげで『内庭』の生活感は外から見えないようになっています。

f0163758_2348185.jpgf0163758_22451742.jpgf0163758_14574716.jpgf0163758_22505514.jpgf0163758_23133157.jpgf0163758_23141140.jpgf0163758_2332343.jpg
[PR]
Concept;四季の変化を感じて、暮らしを楽しみ、自然を体験する庭。

コアンY邸は『家と庭は一体のもの』というコンセプトが最初からありました。
庭の要望を伺った時に『四季の変化を感じて、暮らしを楽しみ、自然を体験する庭』が欲しいということでしたので、これはデザイナーが提案するような要望だとびっくりしたものです。

具体的には、キッチンが中心のダイニングリビングの傍らに『ガーデンリビング』というようなテラスとつながったスペースがあります。
「ダイニングリビング→ガーデンリビング→テラス→庭」という空間のつながりがあります。

樹木や花についても要望があって『派手な色の花や紅葉のためだけの木は要らない』ということでした。これは風情のある『雑木や草が自然に小さな花をつけたり普通に紅葉したりすれば良い』ということです。なるほどこれもプロっぽい好みでした。

そして一番の要望は『ベリー園』をつくること。よく植えるブルーベリーはもちろん、ラズベリー、ブラックベリー、マルベリー(桑の実)の木を植える花壇をつくりました。これはオーナー奥さんがお菓子をつくるのが趣味だからです。まさに暮らしと庭が一体です。

ここの設計で私が一番のこだわったのは、実は外壁です。
既存の壁があって、これを壊して開放的な『オープン外構』にしては?という意見があったのですが、私は壁は残して、さらに前面にも低い壁を設けて『セミオープン外構』を提案しました。この方が敷地が隅々まで利用できるしセキュリティとしても安心だからです。残した壁は「石灰モルタル塗り」で白く仕上げました。

※セミオープン外構とは、オープン外構とクローズ外構の中間ですが、ここでは駐車場と玄関までの階段はオープンですが、プライベートな庭へは簡単な門扉で出入りします。(↓写真参照)

結果的に駐車場はすっきりとした空き地のようになりました。家がセットバックして建っているように見えて奥ゆかしいと思います。たまに散歩の人がここから庭を見ていくそうです。

f0163758_2085728.jpgf0163758_20112492.jpgf0163758_20233929.jpgf0163758_20234718.jpgf0163758_2024419.jpgf0163758_2124289.jpgf0163758_213724.jpgf0163758_2132582.jpgf0163758_2048643.jpgf0163758_20484252.jpg
[PR]
Concept;極小スペースの坪庭。

小さな庭を「坪庭」といいます。
一坪の庭なら1.8m×1.8mです。
ここはもっともっと小さい。0.9m×0.4mです。

最初は庭になるだろうかと思いました。
けれどもつくってみたら、立派な存在感です。

植物の種類もふつうの「坪庭」に劣っていません。
❖樹木:カクレミノH1.2、ヤマアジサイH0.3
❖野草:ハツユキカズラ、フイリキチジョウソウ、クリスマスローズ、スズラン、ヒメシャガ、
    フイリギボウシ

庭は大きさではなく『望まれる場所』かどうか。
ここは小さくても、望まれた場所だったのでしょう。
そして、鉢植えで済ますよりも地植えで良かったように思います。

f0163758_0351659.jpgf0163758_0321157.jpgf0163758_032296.jpgf0163758_0394059.jpg
[PR]
Concept;都市の隙間のコミュニティガーデン。

冷泉荘(れいせんそう、れいぜんそう)は、福岡市博多区にある築53年(2011年現在)のビルです。現在は「リノベーションミュージアム冷泉荘」として、このビルの所有者の吉原住宅さんが管理運営しています。
◉リノベーションミュージアム冷泉荘HP

これ以前は「トラベラーズプロジェクト」というのが行われていて、これは期間限定3年間(2006.4.29-
2009.3.31)のプロジェクトでした。これは福岡でのリノベーションプロジェクトとしては先駆けで、それまでアパートだったこのビルを、様々な業態(カフェ、ショップ、飲食店、事務所、アートギャラリーなど)の雑居複合ビルと変えて話題となりました。
◉TRAVELERS PROJECT-冷泉荘-

f0163758_1733637.jpg
私はたまたまこのプロジェクトに関わって、この建物の裏側にある「都市の隙間」のようなスペースの庭をつくることになります。名前は『ウラニワ』。幅2.2m、奥行き13mのスペースでした。

f0163758_17315547.jpgf0163758_17425314.jpgf0163758_1743252.jpg
せっかくつくったのだから、有効に活用したいし人にも来てほしいということで、冷泉荘のグランドオープンにあわせて、造形作家の寺田太郎さんに作品の屋外展示をお願いしました。それが『廃園の鳥たち』という展示でしたが、これがとてもこのウラニワに合っていて好評でした。
以後、期間限定プロジェクトが終わる3年間、いくつかのアート展示やイベントが行われました。以下に簡単に紹介します。
私にとっては、それまでは都市のデッドスペースに過ぎなかった場所に人が来ることが不思議なことでした。これは場所の再生または更新であり、それまで捨ておかれた場所を、アートや人との交流のための『コミュニティガーデン』と変えることになりました。
残念なことに、今はまた『廃園』となっていますが……。

f0163758_19323317.jpg00.『ウラニワのヴィーナス』
作:高田裕子(アーティスト)
期間:常設


ウラニワに到るには半地下の通路を通るのですが、その通路の正面になにか欲しかったので高田さんにお願いして描いてもらいました。
ヴィーナスの指さす方に庭が続いています。

f0163758_19335263.jpg01.『廃園の鳥たち』
展示:寺田太郎(造形作家)
期間:2006.4.29-30


鉄の造形の寺田さんの展示。鉄製の様々な鳥が庭という展示空間にとても合いました。地面を歩かせたり、切り株に止めたり、木陰に隠したり……。
この鳥も元は屑鉄(リサイクル鉄)と聞き、ウラニワ誕生の記念展示としてこれ以上のものはなかったと思います。

f0163758_1936111.jpg02.藤瀬大喜個展『カエルの逆襲』
展示:藤瀬大喜(金属造形)
期間:2006.8.21-27

◉藤瀬大喜HP

金属造形の藤瀬さんの展示。藤瀬さんは型をつくって金属を固めて造形する「鋳造」が専門。カエルの作品が人気なので庭に展示してもらいました。
展示のタイトルは鳥の次はカエルかと言われないように勢いを出してもらいました。

f0163758_1936132.jpg03.『和敬清寂 にわ展』
展示:藤崎貴子(デザイナー)
期間:2006.10.22-31


街の隙間に偶発的に再生された「ウラニワ」
ここには不思議な清寂があります。
糸、ガラス、樹々、花
にわに和敬の心を探す展示です。(フライヤーより転記)

藤崎さんは茶道を嗜み、アート、本、デザインなど好奇心と探究心の強い女性。
彼女の初の個展として、ウラニワを使って植物をつかった展示をしてくれました。
『和敬清寂』は茶道のこころの言葉。
自身の生い立ちの記憶、好きなアーティストであるジョージア・オキーフへの尊敬。様々な思いをこめた洗練、且つ力強い展示となりました。

f0163758_19363568.jpg04.『太陽の影』野崎陽介写真展
展示:野崎陽介(フォトグラファー)
期間:2007.5.3-29


庭で絵画や写真などの展示も面白いのではないかと作家を探してもらって、野崎さんに写真の展示してもらうことになりました。雨のあたらない半地下通路に写真を数点展示されましたが、屋外の庭に写真の展示はなかなか難しかったようです。

f0163758_22581954.jpg05.ウラニワ カフェ
運営:山中みちる
期間:2007.5.3-4 5.27


当時の冷泉荘のトラベルフロントというカフェの常連さんで、珈琲を飲むのもいれるのも大好きな山中さんがウラニワで「出張カフェ」をしました。
山中さんのお友達やそのお友達が入れ替わり立ち替わりたくさんやってきて大盛況に。
これをきっかけにウラニワはアート展示だけでなくワークショップやお茶会などにも使われるようになりました。

f0163758_1937517.jpg06.candle workshop* 『願い』
講師:naho(キャンドルアーティスト)
開催日:2007.9.23


ろうを溶かして色や香りをつけて、様々なかたちにつくるワークショップ。午後に4組の講習をしてそれぞれカフェタイムもありました。
日が暮れてから参加者に集まってもらって、ウラニワでキャンドルライトのパーティを行いました。

f0163758_19372079.jpg07.ウラニワ茶会『ウラニワ×茶の湯・和の心』
運営:すず茶人&奥方
コラボレーション:平川渚(アーティスト)
開催日:2008.4.20

◉すず茶人Blog ◉平川渚ウェブサイト

カジュアルなお茶会を標榜されているすず茶人と奥方。地下通路を茶庭の「露地」に、ウラニワを「茶席」に見立ててお茶会を開いてくれました。お菓子を用意してくれたり案内をするスタッフさんは着物姿で楽しみつつも真剣な様子。
アーティストの平川さんの糸をつかった作品も茶席の床の間のしつらえのように、茶会に華を添えていました。
◉庭園/ランドスケープデザイン日記

f0163758_19373421.jpg08.藤瀬大喜作品展『モネラ展(粘菌展)』
展示:藤瀬大喜(金属造形)
期間:2008.6.1-6.30

◉藤瀬大喜HP

藤瀬さんの2回目の展示。
この回はキノコのような造形でした。作品と同じ大きさの色のついたコンクリートを使って庭空間を生かした展示をしてくれました。
◉庭園/ランドスケープデザイン日記

f0163758_19385998.jpg09.『ウラニワ 3人展』
展示:高田晋平(木彫)、山下宰(山野草) 、藤瀬大喜(金属造形)
期間:2008.9/21-28


久留米、筑後、佐賀のものづくりのグループ展「縁展(えんてん)」という展覧会が久留米の石橋文化センターでほぼ毎年行われています。
この回のウラニワ展示はこの展覧会のメンバーの3人展でした。
◉庭園/ランドスケープデザイン日記

f0163758_0565264.jpg10.『週末はウラニワで過ごそう』
展示:石井康博(フィギュアアーティスト)
期間:2008.10/12.13.18.19.25.26

◉石井康博Blog

フィギュア(人形)作家の石井さんの展示。
小さな妖精のような人形がウラニワのあちこち思いがけないところに。また風船とLED素子を使った光のオブジェはウラニワ全体を不思議な風景に変えて、夜はひときわ幻想的でした。
これが最後の展示になりましたが、最後にふさわしい、とてもよい余韻を残す展示になりました。
フィギュア製作のワークショップも行われ、石井ワールドに惹き込まれた人も多かったと思います。
◉庭園/ランドスケープデザイン日記

備忘録のつもりでまとめておくつもりが、かなりのボリュームになりました。最後になりましたが、
冷泉荘『ウラニワ』に関係してくれた方、遊びに来てくれた方などすべての人々に感謝します。
『ウラニワ』はひとつの場所を大切にして、開いて共有していけば、いろんなことが起こり得るということを教えてくれたように思います。逆に考えると、よい交流場所がないと人間関係はなかなか広がらないのかもしれません。『屋外とアート』『庭ならでは楽しいひと時』……
機会を見つけてまたこのようなプロジェクトができたら幸せだと思います。
[PR]
Concept;シンプルで明るい洋の庭。

Y邸は白いモダンな住宅です。
建築士が設計したクオリティの高い住宅です。

ここの外構庭園の設計にあたって、特徴的だったのは、道路側にコンクリート打ち放しの外壁が建築士によってつくられていて、そこに道路に対して向けられた植込みスペースがあったこと。
そして、広いプライベートな庭には、周辺からの視線を遮る高さ2mのウッドフェンスがすでに用意されていたことです。

後はそこに何の木を植えるか、どんな庭にすればよいのかという状況でした。
庭づくりとしては準備が整った恵まれた状況でしたが、これだけ条件が良いと逆に下手ができないという難しさもありました。

道路側の植込みは『通りの庭』として、白い建物に映える緑の濃い樹木を中心に構成しました。
「スカイロケット」という細長い樹形の針葉樹を縦方向のアクセントに3本。
植込みの地面の近くは「フィリフィラオーレア」という葉の色が黄色い針葉樹の低木。
敷地の中には大きめの「シマトネリコの株立ち」。1本だけ落葉樹のハナミズキ(白花)を植えました。

常緑樹中心のこうした植込みは、あまり手がかからず年中同じ緑の景色を保ってくれます。
とくに道路側だと落葉樹は落ち葉の掃除などが大変です。こちらのオーナーもやはりお忙しいお仕事なので、道路側はすっきりと手堅くまとめました。

プライベートな庭は、ドッグランも兼ねて、『芝生の庭』となりました。
ウッドフェンスに沿って、樹木の植込みがありますが、植込みと芝生の境界は、御影のピンコロ石で緩やかなカーブで区切られています。これはデザイン要素であり、芝生が植込みに入っていかないようにです。

芝生の庭は緑がいっぱいで良いですが、やはり芝刈りの管理は大変です。ここでは芝生の管理はオーナーのご主人がとても上手にされています。ここでは芝生に管理が必要なので、植込みの中には余計な雑草が生えないように、防草シートを敷いてその上にウッドチップを敷き込んでいます。普通は植え込みの中が植物のスペースで、人が歩くところは砂利などで草が生えないようにしますが、ここでは逆なのです。

ところで、この『芝生の庭』にはシンボルツリーとして、高さ4mのハナミズキ(赤花)を植えました。ハナミズキは洋風の白い家のイメージにぴったりとお薦めして、オーナー奥さんもピンクの花を楽しみにされてました。ところがここは、南、北、西に開けたとても日当りのよい場所で、懸命な水やりにもかかわらず最初の木は枯れて、植え替えた二代目の木もやはりだめでした。
この日当りに恵まれ過ぎた場所に、どんなシンボルツリーが保つのか、目下検討中です。

f0163758_1612574.jpgf0163758_16213450.jpgf0163758_16214298.jpgf0163758_1659173.jpgf0163758_1652264.jpgf0163758_16521961.jpgf0163758_16524268.jpgf0163758_16523244.jpg
[PR]
Concept;コアンモデルガーデンの要素を受け継ぐ庭。

コアンU邸庭園はコアンモデルハウス庭園の要素を受け継いだ庭です。

シンボルツリーは道路に近いことを考慮して常緑の「シマトネリコ株立ち」。
紅葉のきれいなモミジ。実のなるブルーベリーやジューンベリー。どんぐりの木であるシラカシ。
シモツケ、ノボタン、ヤマアジサイ、オタフクナンテンなどの低木もモデルハウスと同じ。
太宰府ということで「枝垂れ梅」を加えたのが新しいところです。

庭の印象を引き締めているのが、モデルハウスでおなじみの『木製ルーバーフェンス』。

南側の『メインガーデン』は細長い空間となりました。
奥行きは2m余りですが、墨モルタルの土間スペースがあるので狭くはありません。
樹木がスクリーンとなっているので、敷地の外とは別世界の静かな場所になっています。

f0163758_0431163.jpgf0163758_0434390.jpgf0163758_0442275.jpgf0163758_04726100.jpgf0163758_045897.jpgf0163758_051496.jpgf0163758_051189.jpg
[PR]
Concept;ガーデニングと言うより自然の木立ち。

コアンはB&D(ビルダー&デザイナー)方式で建てる、自然素材を生かしたデザイン住宅。
B&D(ビルダー&デザイナー)方式とは、工務店とデザイナー(建築家とガーデンデザイナー)が合理的に連携した家づくりです。具体的には、コアンのスタンダードなデザイン仕様があって、敷地やお客さんの要望に合わせてデザイナーがカスタマイズする方法です。
◉詳しくはこちらをご覧下さい。(斉藤工務店HP/COAN)

ここはこうしたCOANのモデルハウスで、太宰府の五条にあります。太宰府天満宮に至る県道沿いです。
ここの外構庭園を設計するにあたっては様々な思いがありました。
まず、関係者(プロデューサー、工務店、建築家、私)の間で、『家と庭は一体のもの』という認識が前提としてありました。家と庭が一体として補い合い、魅力を高め合って存在するというものです。

ですから、木の大きさにしても建物と釣り合うような大きさとしました。木の配置も部屋との関係や部屋からの眺めを検討して決めています。
シンボルツリーの『アオダモの株立ち』をはじめ、モミジ、アカシデ、ヤマボウシ、シラカシ、エゴノキ、コハウチワカエデ、ツリバナ、ナツハゼ、ソヨゴ、コナラ、カツラ、カリン、シマトネリコ、キンメイチク、など、もはや『ガーデニングというよりも自然の木立ち』となりました。

自然の木立ちのようなボリュームになると、街の中では『小さな森』のような存在です。
幹線道路に面しているにも関わらず、モデルハウスの中はとても静かですし、樹々を通して道路が見えても不思議と騒々しくありません。そして、樹々の木陰は夏の日差しを遮って涼しくし風も通ります。冬は落葉して暖かい『日溜まり』となります。四季の花や紅葉も楽しめます。

また鑑賞するばかりでなく、果樹や花壇でハーブを育てることもできます。
植込みのロックガーデンには山野草などを自然に増やしてゆくこともできます。
まさに、私がこのホームページで述べた『庭のコンセプト』のほとんどが実現されている庭なのです。
◉詳しくはこちらをご覧下さい。(当HP/庭づくりのコンセプト『庭は暮らしの友』)

f0163758_1557013.jpgf0163758_9345237.jpgf0163758_1117099.jpgf0163758_10343710.jpgf0163758_11214746.jpgf0163758_1127066.jpgf0163758_11455028.jpgf0163758_11464918.jpgf0163758_11581950.jpgf0163758_14494699.jpgf0163758_15234664.jpgf0163758_1524235.jpgf0163758_15242490.jpgf0163758_15243768.jpgf0163758_15245216.jpgf0163758_1525590.jpgf0163758_15481469.jpg
[PR]
Concept;街の記憶を残す。外構リノベーション。

福岡の吉原住宅さんは、ビル再生、マンションリノベーション、企画管理などをしている先進的な不動産会社です。この新高砂マンションもこの会社がオーナーで様々に企画管理されています。
◉吉原住宅HP

さて、リフォームと言わずに、なぜ「リノベーション」というのでしょうか。
吉原住宅のHPに次のような説明がありましたの引用します。
『私たちの考える「リノベーション」とは、単なる内装を新しくキレイにするリフォームとは異なり、古い建物を壊すことなくそのよさを活かして、既存の概念を超えた新しい使い方や命を吹き込む、「過去の時間と未来の時間を融合させるデザイン」のことです。』
◉吉原住宅HP What’s リノベーション?

このマンションの前庭のリメークの依頼があったとき、普通ならこのヤシの木みたいな「シュロの木」は別の木に植え替えてイメージを変えるのだろうと思いました。
ところが吉原社長はこの景色は昔からこれで街に馴染んでいるから、この基本的なイメージは変えないで欲しいとのことでした。

そこで私は既存のタイル張りの植え桝(植込みのふち)の上に「白い御影石」を積みました。これはこうしないと土があふれて盛り上がっていて何もつくることができなかったからです。
シュロの木の足下のうっそうとした草をできるだけ取り除いて、「白い玉石」をしきつめて『白い庭』としてイメージをかためました。白は建物の外壁と同じ色ですし、日陰になりがちなビルの谷間のスペースを反射光で明るくします。

全体のイメージは変えずにすっきりさせた後に、いくつかの点景物を据えました黒いフラワーポットに生け花風に草花を植えたものと、『帰る』の意味で御影石の「かえる」の置き物。ここは玄関前のスペースなので出かけた人が「また無事におかえりなさい」という意味を込めました。点景物は例えれば、白い枯山水の庭の中の「島」のようなものです。これにより植え桝のひとつひとつが「小さな庭」を連想させています。

古いものの上に新しいものを乗せる。これは過去の時間に現在と未来の時間を「接ぎ木」するようなことになりました。これこそ吉原さんの説明にある「過去の時間と未来の時間を融合させるデザイン」になり得たのではないかと密かに自負しています。

f0163758_9281980.jpg着工前

f0163758_9282940.jpgイメージ
スケッチ

f0163758_9284434.jpg工事
完了


f0163758_935753.jpg着工前

f0163758_93526100.jpg工事
完了


f0163758_1071665.jpgf0163758_1073580.jpgf0163758_1075890.jpgf0163758_1081480.jpgf0163758_1082681.jpgf0163758_1083741.jpgf0163758_10274434.jpgf0163758_1028729.jpg
[PR]